日本で大規模災害が起こった場合 為替はどうなるか?

FX

昨今、世界規模で異常気象・地震等が発生しており、いつまた日本で懸念されてるような大規模災害が起こってもおかしくない状況です。

そこで東日本大震災時の為替の動きを知らない方のために、参考までに当時の状況をお伝えさせて頂ればと思います。

当然、気分を害される方もおられるのも重々承知しており不謹慎とも思いますが、ここから日本が大変な時期に入ることも考え、損失を被る方が一人でも少なくなればとの思いからなのでお許し頂ければと思います。

2011年3月11日(金)14時46分 地震発生

発生直後、ドル円は1円程度 上にはねた(円安)ように記憶しています。

当時リーマンショックから続く超円高(82~83円)だったので、私は「また日銀介入?このタイミング?」と不思議に思い、ニュース確認したのを覚えています。

地震発生を知り、発生場所・規模から円安方向に動いたことを理解できました。

1時間も経たないぐらいから円高方向に動きはじめたので、「これは当然 円安になるに決まってる」と確信してた私は、ストップを設定することもなく買い下がり(ナンピン)を続けました。

しかし結果そこから円安に戻ることはなく、6日後には戦後最安値である76円台まで続落しました。

わずか6日(営業日でいえば4日)で約7円 円高になったのです。

“画像:ザイFX様より引用”

ストップを設定していなかった私が強制退場させられたのは言うまでもありません。

円高になる理由が全くわからない思慮の浅かった私は、明日こそ上がる、もう上がる、もう上がると次々と資金を溶かしていきました。

これが他国であれば自国通貨安になる可能性の方が高かったように思いますが、日本の場合は自国の有事であっても経済規模・世界経済からみた円の価値から そう単純ではないのです。

円高要因としては複数考えられており、もちろんこれだけではないと思いますが大きく下記3つではないかと言われてます。

1、多額の保険金の支払いが発生すると考えた海外勢が円を買った
2、日本経済悪化による株価の下落
3、世界経済波及を考えた筋からの有事の円買い

今後も有事の際はこのようなことが起こりえますので十分注意して頂き、ストップ設定の重要性を再度ご認識頂ければと思います。

ただ首都圏での発生時は全く逆になる可能性のほうが高いと思いますのでご留意下さい。

最後に話すまでもないですが大前提として命が最優先です。

私の地域でも今年は豪雨被害でお亡くなりになられた方がおられます。

お住まいの地域が被害にあった場合は、自分のできる範囲で助け合いましょう。

その他地域の方は経済援助できるように1円でも稼ぎましょう。

政治政策を除いてみれば、日本は間違いなく世界で一番いい国です。

みんなで守りましょう。




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